10日、県議会議員となり、初めて議場での活動の機会を頂いた。
議長、副議長、常任委員、議会運営委員、監査委員の選任が主な議題であった。
無記名投票により、議長、副議長が多数決にて選任されたが、立候補制ではないので、誰が意欲があるのか、何をするのか、どのような議会運営をして行くのかのビジョンが示されないままに、投開票となった。
しっかりと公の場でのビジョンを示されずに投票することに違和感は否めなかったが、私の一票を無駄にしてはいけないので、正式な場ではないが事前に主張を聞かせて頂けた方に投票する事に決心した。
全ての役職において、投票前にそれぞれの役職候補の主張を聞かせて頂ける機会がなかったのが残念である。
明確なビジョンを提示されないままの選挙は、判断基準があやふやとなってしまう。
自分に置き換えてみる。
わたしが選ばれた先の選挙でも、限られた選挙期間中にお会いできなかった方が多数いたであろう。
報道や人伝えといった、間接的にもわたしの想いが伝わらなかった方々は、私が何をしたいのか、どういうビジョンがあるのか?今回わたしが感じた事と同じ様な違和感を覚えた方もいたはずだ。
限界はあるが、公開での討論会などで有権者全員に想いを伝えられる手段がさらに必要だと感じた。
議会が、議員が自ずから変えて行かなければならない事は山ほどある。
しかし「朱に交われば赤くなる」という諺のような事が起こり得るのも現実だ。
何に交わっても変わらない自分で居なければと、日々心掛けている、しかし
いまの市民感覚が麻痺しない前に、出来る限りの提言をして行かなければと感じている。