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災害時の自然エネルギーの対応について

災害時の自然エネルギーの対応について、エコ富士川の事務局、芦澤さんからメールを頂きましたので概要を転記します。

皆様お世話になっています
太陽光発電所ネットワーク山梨地域世話人会代表、 NPO法人みどりの学校理事長の芦澤です。
このたびの災害のもと、皆様は無事にお過ごしでしょうか。
梨では、「輪番停電」による非日常生活への対策に、それぞれ追われていることと思います。

これをきっかけに便利さのとどまるところのない追求、エネルギーも大量生産、大量消費の社会を見なおし、地域分散型、自然エネルギー利用、適量生産、適量消費の社会に転換させる良いチャンスとなれば、不幸中の幸いだと思います。
ご参考に情報を提供します。

停電対応については、
昼間の停電は、太陽光発電を設置の方は、自立運転に切り替えれば、最大1500ワットまで電気が使えます。
詳細は、下方に掲載した、太陽光発電所ネットワークからの情報をご参照。
我が家で行っている対策として、
昼の自立運転の他、夜の停電時は、ガーデン用のソーラーライトが、軽くて持ち運びしやすくて使いやすい上、家の中では意外と明るくて便利です。
いくつか用意して廊下やトイレなどに置いて使っています。
昼は外に出して日に当てて、夜は家の中に入れます。

センサー付きの(防犯用)ソーラーライトも、びっくりするほど明るく、日頃から家の中の廊下などで使えます。
ソーラーパネルをバッテリーにつないで充電して使うという方法もあります。
ソーラークッカーも晴れていれば使えます。
太陽熱温水器も、停電でも昼間の太陽熱で暖まっているので、この時期追い炊きしなくても 半分以上浴槽に溜まるので、それでお風呂に入れます。

暗くなったら、活動を止めて寝るという方法もあります。

その他にもまだまだ、水路での小水力発電利用、暖を取るには木質バイオマスなど、 自然エネルギーを組み合わせれば、日常的に、原子力発電や火力発電のような大規模発電に頼らなくても、今までのように何でも便利すぎるまでは行かなくても、そこそこ不自由なく生活が送れると思います。

以下、
太陽光発電所ネットワークからのメールを転送します。

☆☆☆
東日本大震災は一挙に「日本沈没」と表現される状況を示しています。
生活のインフラ欠如は災害現地の生活に大きな障害として懸念され、一刻もの人命救助と安心な生活の確保が求められています。

地産地消で分散型電源である太陽光発電(以下PV)があれば、
今だからこそ活用するべきです。
電力会社の系統が満足に動いていない地域がまだたくさんあります。
そんな地域の中だけでなく災害地の近接地で災害を逃れたPVが
あれば、それを活用することで安心を確保することができます。 
災害時には電力会社の電力線から電気が来ないとPVは停止します。
しかし昼間、太陽が照っていれば(曇りでも構いません)PVシステムは自立運転機能を使うことによって、貴重な電力が取り出せます。
PVシステムには自立運転機能は必ず付いており、スウィッチを切り替えることで1.5KWの交流電力が得られます。
家電の多くの製品が使えます。冷蔵庫も上手に使えば保冷も可能です。
東京電力が予定している停電対応の「輪番停電」の自己防衛にもなります。

NPO法人「太陽光発電所ネットワーク(PV-Net)」が編纂した自立運転 機能の使い方を解説した小冊子 『停電・災害時の太陽光発電 自立運転コンセントの活用』を参照ください。
http://www.env.go.jp/earth/info/pv_pamph/full.pdf

※PV-Netのホームページからもリンクを貼っています。↓
http://www.greenenergy.jp/

災害現地等に知人や関係者がいる方にはこの使い方の事例を
一刻も早く知らせてください。
PV設置された家庭の近隣の方々も協働して使えば電氣でないと
動かないものが活用できます。

この自立運転機能はほとんどのPVに備わった機能ですが設置
した人のうち9割以上が知らされていないか、知らないのが現状です。
知っていても使ったことのない人まで含めると99%の方々は活用することに気が付いていないというのが現状です。

阪神淡路地震の時と比べてPVは格段に広く普及しています。
世界的にも日本は最も進んだ個人住宅PV普及国です。
面として地域に存在します。
せっかくの「市民の手にあるエネルギー」です。 
原発や化石燃料に依存しない電気の活用はいざという時こそ活用し体感してください。

災害対策としてはPVだけでなく自然エネルギーの活用ができます。
温水を得る点では太陽熱温水器の活用も有効です。
煮炊きにはソーラクッカーの活用も有効です。
これら熱(水)を得るには機器がないできないというものではありません。
工夫すれば災害現地でも自作できます。

災害時の自然エネルギーの活用事例は広く一般社会の参考になります。
活用された皆様はぜひPV-Netへ活用事例をご報告ください。

福島原子力発電所の状況も予断を許しませんが、こんな時こそ
皆で手を取り合って困難な状況を乗り越えていきましょう。

詳しくは下記へ連絡ください。
----------------------------------------- NPO法人 太陽光発電所ネットワーク(PV-Net) 事務局長 都筑(つづく) 建
〒113-0034東京都文京区湯島1-9-10湯島ビル202
TEL:03-5805-3577  FAX:03-5805-3588
E-mail:info@greenenergy.jp(事務局)
URL:http://www.greenenergy.jp/
-----------------------------------------
PV-Netでは太陽光発電のグリーン電力証書発行事業を行っています。
拙箸「エネルギーシフト」(旬報社)を発刊しました。


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