この3連休、各地で成人式がおこなわれました。わたしの住んでいる富士川町でも、8日(土)に、お隣の身延町では、9日(日)に成人式が挙行されたようです。
わたしの甥っ子も成人式、その仲間で、小学校や中学校時代にサッカーを教えた子供たちも、もう成人式を迎えたのです。
当時、ちっちゃくて可愛かったあの子供たち、あっというまに逞しく成長し、もう大人の仲間入り、いつもながら子供たちの成長には、すさまじい生命力を感じます。しっかりと社会人として成長した姿をみせてくれた彼らに比べると、全然成長してない自分はなんだろうと、反省したりしてます。
記念講演「一期一会を大切に。」と題して、大道芸の道で活躍している小嶋祐樹さん(Kojikojimoheji)が世界で準優勝したというジャグリング(ディアボロというヨーヨーのようなコマのようなもの)とバグパイプをもってのパフォーマンスをみせてくれました。
彼は、増穂南小、増穂中学校を卒業した地元旧増穂町出身、現在、世界中で活動中であり、ディアボロとスペインガリシア地方のバグパイプの第一人者です。
すばらしいパフォーマンスで観客を魅了するテクニックはさすが世界トップクラス、会場の一体感がたまりません。
パフォーマンスのあとに、記念講演を聞きました。自分のやりたいことを見つけ出し、一流となる為努力をする。
本場に修行に行き弟子入りし、毎日に8時間以上も練習して技を習得する、並大抵の努力ではありませんね。
そういえば、出身の増穂南小は、個々の特徴を大切にする、きめ細かい教育をしていました。
山間部の小学校ですが一輪車の世界一の方を招き世界との距離を縮め、全員が一輪車にのれるように教えたり、少人数だけに、みんなに責任と役割を与え、絆をつくるといったような、市街地の学校ではできない特徴ある教育を実践している学校で、わざわざ市街地から南小学校へ通っている子供もいるほどです。
無いものは無くて仕方がない、無いからこそできることもあるんですよね。
彼の姿には、そんな個性を生かす教育が根付いているんだなって感じました。
そうそう、私は、22年前に成人式だったんですが、実は参加出来なかったんです。
大学も行かずに目指した競輪選手の夢はケガのため破れ、陸上自衛隊へ入隊、ちょうど新兵の後期教育期間中でした。その日は訓練非常呼集というものが掛かり、腕立て伏せやら、スクワットやら、冷たいコンクリートの上で汗だくでやってました。(やらされてたという表現が適当かな?)
ふるさとの皆は、楽しくやっているんだろうな・・・って思いをグッとおさえながら、涙をこらえて辛い訓練に耐えてました。
初恋の○○ちゃんとの再会も果たせずじまい。とても寂しかった事を覚えています 。
さて、改めて
新成人の皆様、成人おめでとうございます。
次世代を担う若者が活躍できる社会を責任世代の私たちが創っていかなければならない、しっかりとバトンを渡せるような地域づくりをして行かなければならないと心を新たにした一日でした。