わたしの住んでいる富士川町に、「富士川すまいる」という綱引チームがあります。
6月12日に、小瀬体育館で行われた関東大会において、女子の部で優勝しました!関東で一番です。すごい!
綱引って、運動会のイメージを持っておられる方々が多いと思いますが、
世界選手権も開催されている、競技スポーツなんです。
100年ほど前1900年代初頭には、オリンピック競技だったんですよ!
(参考:元日本代表の静岡県高田さんの運営するHPより→http://www.tugofwar.jp/olympic.html )
わたしも20代後半~30代の頃は綱引競技に魅了されていた一人でした。
(参考:オールジャパンチームの前列右が私です。その隣が兄→http://www.tugofwar.jp/outdoor_topi.html )
綱引競技というのは、個々の力だけでは勝つことができないチームスポーツであり、
チーム全体の絆と和が育まれる素晴らしいスポーツです。
また、社会人になってから競技を始めても、日本代表となる可能性もありますし、
地域の兄ちゃん姉ちゃんのクラブチームが、実業団チームや、レスキューチームに勝ってしまったり、
日本代表にもなれる夢のあるスポーツです。
一時、ロンドンオリンピックでのオリンピック競技復活の可能性もあったようですが、
持ち越されたようで残念でなりません。
日本でも数年前にワールドゲームズという、オリンピック競技になっていないスポーツの世界大会が
開催され、当時、日本代表の佐川急便東京が3位入賞したり、また、金沢レスキュー隊は、世界選手権
で優勝したり、女子のコベルコ科研なども世界大会上位入賞の常連でしたね。
実業団チーム、レスキューチームだけでなく、我が”富士川すまいる”のように地域のクラブチームでの世界のステージでの活躍もあります。
長野県の岡谷市の進友会というチームは、全日本3連覇の偉業を達成したチームですし、女子の大分コスモレディースというチームもアジアチャンピオン連覇、世界選手権でも優勝しました。いづれも地域のクラブチームです。
このように、日本の綱引レベルは世界のトップクラスに君臨していたのですが、ここ数年は競技人口も減少している状況です。
将来、オリンピック復活の可能性もある競技であり、日本のレベルがすでに世界の上位であるというのは、とても
貴重な競技なのではないでしょうか?日本の宝です。
先日、超党派での議論があったように、スポーツ庁設置の動きもある昨今、スポーツで国づくりをする媒体としては、とても良い競技だと思います。
年代やレベルに合わせて、手軽に参加できる生涯スポーツという側面もありますから。
今の段階で、足腰をしっかりと立て直し、競技人口の拡大などの育成をしていくことが大事だと思いますが。。。
日本綱引連盟の抜本的な取組に期待したいところです。
すこし、脱線しましたが、
富士川すまいるの皆さんの
日々の鍛錬は並々ならぬものであり、(まさにトップアスリートの練習風景です。)
時には、涙をながすほどの厳しい練習を、黙々と長年続けてこられたことに対して敬意を表します。
苦しく、辛い練習を積み重ねた結果の関東ナンバーワンだったと思います。
おめでとうございます!うれしいです。本当に良くやってくれました。