1月23日(月)、富士市文化会館ロゼシアターにて
山梨・静岡両県議会議員交流会が開催されました。
目的は、両県が協力して、富士山を世界文化遺産に登録しようという取り組みの一つとして
両県の議会も交流と親睦を深めようということです。
日本を代表し、象徴する日本最高峰の山であり、神聖で荘厳な姿の富士山は独特の性質を持つ富士山信仰を育み、また海外の芸術家にも影響を与えた山です。
山梨、静岡両県及び、関係市町村は、私たち日本人のとってかけがえのない宝物である富士山を、人類共通の財産として未来に引き継いでいくため、富士山の世界文化遺産登録を推進して行くことになりました。
平成19年1月、世界遺産暫定リストに登載され、平成23年7月に山梨・静岡両県が登録推薦書原案を文化庁に提出、日本政府が推薦書(暫定版)をユネスコに提出したのが平成23年の9月、正式な登録推薦書が平成24年の2月1日に提出されるのを受け、本日1月25日に関係省庁が協議会を開催しているという事です。
本年夏ごろ、ユネスコの諮問機関であるイコモスが現地入りするとのこと。まさに、世界遺産登録への正念場の年となります。
世界遺産として登録されるには顕著で普遍的な価値が必要で、
1、信仰の対象であった。
2、芸術の源泉
3、名山としての景観
という価値の提言です。
全ての詳細な説明はここではしませんが、
個人的に気になっているのが、芸術の源泉としてユネスコに提言されるであろう写真家、岡田紅陽氏の湖畔の春という作品のアングルです。
千円札裏面にも採用されている(新渡戸稲造5000円も採用されていた。)
日本で最もポピュラーなお札である千円札の裏側が、なんと地元の南巨摩郡身延町内、本栖湖畔からのアングルって事を、もっとPRし活用しなければならないですよね。
もちろん
北斎、富嶽三十六景の甲州石班沢(かじかざわ)も有名です。地元にはこんなにすばらしい歴史的な地域資源があることが誇らしい。
私たちの富士山とその周辺にある文化的な価値を、広く国民の財産としてまた日本が世界に誇るシンボルとして後世に引き継いでいきたいですね。