わたしの親友のS.Tくんから突然のメールがきました、 なんとラオスに小学校を建設したということです!
その開校式が行われ、記念碑にわたしの名前も連名で入れたいと書いてあり、正直、驚き、感激しました。
彼は小学校時代からの友人で、現在はある業界の全国シェアNo1の会社の代表を務めています。
その道のりは険しく、命がけでした。並大抵の努力ではなかった事を私は目の当たりにしていましたし、彼の努力には敬服していました。
学生時代から繊細で心のやさしい彼は、自分が苦労した分、人の役に立ちたいと常日頃思っていたはず、
そういう仕事で裸一貫から努力を重ね、いまや日本一の会社の代表になってしまった男です。
勉強したい子供たちに学びの場を創ってあげる、理想は掲げられても実行することは誰でもできるわけではありませんよね、彼の行動はいつも誇りに思うことばかりです。
さて、ラオスの主な産業は農業で、GDPが鳥取県の予算の三分の一という国です。
しかし、子供たちの目の輝き、のびのび遊んでいる様子を見ると、とても暖かい気持ちになれますね。
便利になり、物があふれた日本人が忘れてきた、なつかしい景色がラオスにはあるような気がします。
教室内の様子
勉強したくても、その場所すらないラオスの子どもたちに、すばらしい学びの場所ができました。
地域の人、子供たちの喜ぶ顔がとても印象的ですね。
理想かもしれません、しかし、本来、政治を志す人間がやるべきことの一つを彼から教わった気がします。
かつての日本にも、このような思いで、子供たちの学びの場を創るために尽力した先人の方々が居たのだろうと想いを馳せずにいられません。
学校だけではなく、いま、普通にあるものも元々あったものではなく、誰かが創ってくれたから今がある。
ひとつの事を始める、創りだすことの労力は並大抵ではありません、しかし、そこに人々の切なる思いと、作り上げた時、人々の喜ぶ顔が見たいがために、身を削り汗をかき続けることができたのでしょうね。
そういう人にわたしもなりたい。みんなの喜ぶ顔がみたい。
一方、わが国、我が地域は、逼迫した財政状況、少子高齢化、人口減少、過疎化・・・。
さまざまな事情が山積している今の状況のなかで、創りだすどころか、削減、廃止、簡素化・・・上手に無くすためにどうすれば良いかということに終始しなければならないマイナスの検討ばかりが目立ちます。
国政においても、与野党の勢力競争や主導権争いなど、国民不在の議論はもうたくさんです。
今こそ一丸となって、私たちの愛するこの国の行く末を、私たちの地域のあり方を、みんなで真剣に議論し、方向性を見出し、それに向かって漕ぎ出さなければならない時ではないでしょうか?
私たちが受け取った地域の財産を、しっかりと後世に繋げて行きたいですね。