3年前
私の家の庭に、ギザギザの葉っぱの草が生えて来ました。
良く見ると
他の雑草とは違う葉っぱ。
ちょっと成長した姿が見たくなって、回りの競争している雑草を取り除き、
そのままにしておいたところ
あっという間に
みるみる成長し、
ナニやら緑色の実をつけはじめたので
まさかトマト?
食べられるかも!
そんなわけないか…。まぁ育ててみるか…。
育てると言っても水すらあげない。ヒマもない。
見栄えがわるいので、回りの雑草をたまに取るだけなのに
更に、見事に成長し、茎は太くなり、赤々としたかわいらしい実を付けた
やっばりミニトマトでした。
味は…
取れたてトマトのフレッシュな味!
何にもしないのに、毎日実を付けるトマトくん
なぜ自生したか…。
記憶をたどると…
おそらく、あれは…
トマト大嫌いのヨ○ヘイが、家に飲みに来た時だった。
窓際から、コンビニサラダのミニトマトを庭に
ポイっ…φ(゜゜)ノ゜
オボロゲナ記憶がよみがえった…。
そんな感じでメガデテ膨らんだトマトの繁殖力はスサマジイの一言。
霜が降りるまで実を付け続けたのだ!!
そして、毎年、
採りきれなかった実が種となり、ドンドン増えて勢力を拡大していく姿に、自然の摂理と、生き抜く逞しさを教えてもらいました。
初めてトマトが実を付けた3年前の晩夏の頃、
職をなくした仲間と、このトマトを一緒に収穫した。
取り立ての沢山のトマトと塩だけを肴に酒を酌み交わし、その時に出た言葉、
このトマトのように
何があっても希望を持って強く生きれば、必ず大きな実を付けることが出来るから頑張ろうぜって、
涙ながらに励まし合った仲間、
そいつは今、
新しい道で立派に実をつけはじめようとしている。
自然は、色々な事を教えてくれる。
庭のド根性トマトは、人の生きざまの縮図の様だ。